看護師の給与事情
高給与を目指す前に把握しておきたい基本的な情報として、看護師の給与事情を詳しく紹介していきます。看護師の給与は一般的に高いイメージがありますが実際どうなのでしょうか。地域によって異なる給与事情についても知っておきましょう。すべての職場で高給与を狙えるわけではないので、給与が高い傾向にある病院の種類についても理解しておく必要があります。これらはより多くの給与を得るために最低限押さえておきたいポイントです。
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看護師の給与は高い?低い?
看護師の給与は他の仕事よりも高いイメージがあります。確かに、若い世代でみると同年代の労働者よりも高給与です。平均月収は30万円ほどでボーナスは50~100万円ほどです。厚生労働省の調査によると看護師の平均年収は約480万円です。そのうち、基本給については意外にも他の仕事よりも少し高いくらいです。ではなぜ高給与なのかというと、夜勤手当などの各種手当の支給により手取り額が多くなっていることが理由として挙げられます。
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都会と地方、地域によって差がある
看護師は都会と地方で給与に差があります。まずは初任給についてですが、行政区分別にみると東京23区が一番高いようです。都道府県別でみても東京都が高く、神奈川や大阪府など他の大都市も高い傾向にあるようです。ただし、看護師全体の平均年収をみてみると、1位は変わらず東京都ですが、次点は山梨県でその次が奈良県と続きます。これは都市の規模だけではなく、県民あたりの看護師人口が少ないことも関係しているようです。
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給与が高いのはどの病院?
多くの看護師が病院で働いています。ここでは、給与が高い病院について紹介していきます。まずは国立病院や都道府県立病院です。国立病院で働く看護師は以前まで公務員扱いでしたが現在は違います。しかし、給与体系は以前と変わらないところがほとんどなので、待遇のいい病院が多いです。また、大学病院や規模の大きい総合病院も高給与です。特に救急救命は給与が高いでしょう。病院以外だと、美容外科クリニックが高給与な職場です。
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夜勤手当で稼ぐのもあり
看護師が高給与を目指す際のポイントのひとつが夜勤手当です。夜勤手当とは、深夜帯に働いた看護師に対して通常賃金の25%上乗せした深夜割増賃金を支給する制度です。「25%増の深夜割増賃金+定額の夜勤手当」と「定額の夜勤手当のみ」という2つのケースが存在するため、勤める病院はどちらの制度を採用しているのか必ず確認しましょう。できれば前者が好ましいです。また、夜勤手当は年金に影響するかどうかや、夜勤手当で稼ぐ場合におすすめの病院も紹介します。
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フリーランスとして働く
意外に思うかもしれませんが、実は看護師もフリーランスとして働くことができます。ひとつの組織だけに属するのではなく、高給与を得られる仕事を掛け持つことで年収1000万円も夢ではありません。
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昇給するためにチェックしておきたいポイント
昇給したい看護師が必ずチェックすべきポイントがあります。それは勤める病院の経営状態と人事評価の仕組みです。これを理解していない看護師は、いつまでたっても昇給できない可能性が高いです。
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看護師の給与事情
都会と地方、地域によって差がある
病院は全国にありますが、実は都会と地方では看護師の給与に差があります。東京都など規模の大きい都市のほうが給与は高い傾向にあるようです。それ以外だと、県民あたりの看護師人口も給与に関わってきます。